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NEWS 2022.10.01

「オメでたい頭でなにより3」オフィシャルインタビュー後半

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「オメでたい頭でなにより3」オフィシャルインタビュー前半


意味ない歌

――作詞作曲が324さんで、アレンジがシライシ紗トリさんですね。

324:はい。「弾き語りから作ろう」ってなったんです。いつもの俺は歌詞、メロ、アレンジを同時並行で作るんですけど、こういう形でアレンジをお任せするのはバンドでは初めてでした。最終形は想像しないでメッセージとメロディだけ作って、シライシさんにご協力いただいて完成しました。

――ホーンが入っていたり、ソウルミュージック的な仕上がりですね。

赤飯:モータウンのイメージだとシライシさんがおっしゃっていました。

324:「ウルフルズになりたいです!」ってお伝えしてアレンジをしていただいたので。

赤飯:ホーンも全部生です。「間口を広げるんだったらこうじゃない?」っていう提案をいただいたり、シライシさんが324とやり取りをしていった結果、ラブソングになりました。

324:俺は割と内向的な歌詞が多かったり、内面を描くことが多いんですけど、結局いろいろ綴った先にはリスナーがいるわけで。だから「誰かに向けて書いてみよう」ってなったんですよね。その結果、ラブソングになりました。

――「君」を、様々な対象に当てはめられる歌詞ですよね。「君」をお客さんとすることもできますし。

324:はい。なんなら自分に向けて書いた曲でもあるので。

――意味なんかなくても、生きていくための大きな理由になることはたくさんあるよなと、この曲を聴きながら思いました。

324:結局、理由って後付けですからね。

――「好き」という感情も、その根本に理由はないですからね。

324:そうなんです。理由よりも「好き」が先にあるわけですから。

――タイトルは「意味ない歌」ですけど、メッセージ性はすごくある曲です。

324:はい。逆説的なことですね。本当に「意味ない歌」は、さっき言った通り(笑)。

赤飯:このアルバムの中で、「一番聴きやすい」っていう印象の曲でもあると思います。

 

 

■HAKUNA MATATA

――「HAKUNA MATATA」は、「心配ないさ」という意味ですが、『ライオンキング』に出てくる言葉ですよね?

赤飯:はい。スワヒリ語です。

――作曲が中西航介さん、ぽにきんぐだむさん。そして、アレンジがコロナナモレモモのDANGER×DEERとしてお馴染みのKSUKEさん。

赤飯:はい。中西・ぽにきコンビで作った種をKSUKEが広げてくれました。

――EDMサウンドにアレンジしてくれたんですね。

赤飯:はい。EDMの最前線で感じているものを音に集約してくれました。

324:オメでたはミクスチャーをやりたいバンドですけど、俺はEDMを聴いて育っているわけではなくて、本業でもないんですよね。だから、「そういう方向のものにしたいんだったら、シンセ周りがしっかりしたサウンドにしたいよね?」っていう話になったんです。今回のアルバムはいろんな人にアレンジをお願いしているので、「じゃあKSUKEにやってもらったらどう?」っていうことになっていきました。

赤飯:ホイッスルの音も入っていますけど、あれは最後の段階で出てきたアイディアです。今のEDMの現場で流行っているんですよね。「これ入れたらブチ上がりますよ」っていうことで、ぽにきが笛を購入しました。6周年ライブの時にぽにきが笛を吹いてお客さんを扇動している姿を見てテンションが上がったので、「これはやりたかったことの1つだな」と思いました。

――ものすごく昂揚感を誘うサウンドです。

赤飯:空間構築的なテクスチャーにすごくこだわっていて、「こういうのをやりたかった」っていうのを反映してもらえました。オリエンタルな感じも醸し出されていて、その感じもまさにやりたかったんですよね。

――《ハクナマタタ》という言葉には、トランス状態を誘う呪文的な響きがありますね。

赤飯:キャッチーだし、トライバルなテイストもありますよね。こういう方向の曲に踏み込むこともできたので、この引き出しはまた増やせたらいいなあと思っています。

 

 

■すばらしい時代

――赤飯さんが作った曲ですね。

赤飯:はい。先ほどもお話した通り、「曲の根幹にあるのはメロディと歌詞だから、まずそこを作ることからスタートしてみたら?」とシライシさんがおっしゃって、弾き語りから作っていきました。

――アナログノイズが入ったオープニングは、戦後間もない頃の音楽を彷彿とさせます。

赤飯:「昭和歌謡的なものをやりたい」というのを、アレンジをお願いしたakkinさんにお伝えしていたんです。「こんなの思いついたけど」っていただいたものに対して「ベタなメロディを付けてみます」と。それで出来上がったのがAメロでした。実はこの曲のリファレンスってうしろゆびさされ組なんですよ。

――どういうことですか?

赤飯:サビでメジャーに転調するのが、まさに「女学生の決意」です。よくある手法ではあるんですけど、あの曲をリファレンスにして作りました。でも、やっていく内に、サビは熱さがあるものになりました。

――《すばらしい時代》は、逆説的な意味を帯びていきますよね?

赤飯:そうなんです。皮肉です。実は「銀座カンカン娘」のAmazonのレビューを読んだのがきっかけになっています。「焼け野原になった銀座の街。それでも“今日よりも良い日になるんだ”と信じて、みんな復興に向けて頑張っていった。今は建物もしっかりしているし、物も溢れているから、心も満ちていなきゃおかしいはずなのに。昔の人が今の状況を見たらどう思うんでしょうね?」みたいなことが書いてあって、何回も読み返したんです。それがこの曲の種になっています。今の自分の気持ちも照らし合わせて、サビを書いていきました。

――満たされているはずなのになぜか満たされていなくて、どうやって空白を埋めたらいいのかがわからない……という途方に暮れている様を描いていますよね?

赤飯:本当にそれです。中途半端に「まだ負けてない。まだ行けるし」ってなっている今の感じはゾンビみたいでつらいなあと。「だったら負けを認めちゃったらいいじゃん?」っていう歌詞なのかなと。「負けを認めるところから始めていった」っていうのは、戦後間もない頃への憧れなのかもしれない。今は「負けてる」っていう感じがわかりにくいから。本当は負けているのに「ゲームセット」って言ってもらえない感じがあって、《飲んでも飲んでも飲んでも飲んでも注がれる敗北》なんです。だから「途方に暮れている」っていうのは、まさにその通り。作っていく過程で「作ってみたものの、“で?”って自分が感じる瞬間」が何回かあって、「何も“で?”じゃないから。これでいいじゃん」ってakkinさんに何度も助けていただきました。

324:自分でハードルを上げ過ぎていたんですよね。

赤飯:作っている途中で「何がええのかわからんなあ……」ってなるのが、僕の「で?」なんですよ。「いや、これでいいからとりあえず歩こうよ」って支えていただきました。その結果、すごく満足のいく曲になりました。サビの切なさをakkinさんがコードで整えてくれたり、いろいろ提案をしてくださったんです。

324:次からはハードルをもっと下げて、どんどん進められたら良いだろうね?

赤飯:うん。

324:全然音沙汰がなくなった時期があって。

赤飯:「で?」ってなると、僕は思考停止しちゃうので。

324:その状態から良いものが出てくるはずがないんだよね。今回思ったけど、ファーストインプレッションで「こうかな?」って返すのが大事。

赤飯:わからん時は「わからん」って言った方が良いんだろうね?

324:うん。そういうスピード感が大事なんだと思う。

――6周年ライブのエンディングでこの曲を流しましたが、ぽにきんぐだむさんが「アルバムの中からぜひみなさんと作りたい、育てたい曲ができましたので、最後に聴いて帰っていただきたいと思います」って言っていたんですよね。

赤飯:そうやって言ってもらえてありがたかったです。

324:いろんなことを経ましたけど、すごく良い曲になりましたね。

 

 

――このアルバムを振り返って、改めて何か思うことはありますか?

324:「このアルバムを作らないと、この後ふざけられない」っていうことだよね?

赤飯:そうだね。

324:俺らって楽しんで欲しくて、お客さんも「楽しみたい!」ってついてきてくれていると思うんですけど、今回のアルバムはそういう感じではないんです。たしかにネタの要素はあるけど、言いたいことをちゃんと表現することに終始しているので。ここ最近、ライブがなかなかできなかったり、閉塞感があって先が見えない状況にあてられちゃっているから、こういう自己表現を今しっかりとしておかないと、大手を振ってふざけられない感じがあるんですよね。

赤飯:ネガティブをポジティブに転換していくことを、ここから本当の意味で見せつけられるのかなと。そのために必要だったアルバムですね。

324:良いものにもなったし、今一度音楽にちゃんと向き合えた気がします。

赤飯:このアルバムを作ったから、次回作はぱっぱらぱーな曲しかないかも(笑)。ウチらにぱっぱらぱーさを求める人が大半やったと思うんですけど、こういう側面を感じてどういう反応になるのかは、まだわからないところもあります。でも、もし受け入れてもらえるんだったら、また器が大きくなっていける気がします。とにかく、「ここからどうネガティブをポジティブに転換していくか?」みたいなところを見届けていただきたい。そういう意味でも記念碑的なアルバムです。これを引っ提げて10月から始まるツアーも楽しみにしていただきたいですね。

――「すばらしい時代」がライブ会場で思ってもみなかった晴れ晴れとした響きを帯びる瞬間とか、あると思いますよ。

赤飯:それ、絶対にあると思います。その発見も楽しみですね。皮肉じゃなくて、本当に「すばらしい時代」って文字通り受け止められるのを目指しているというのもあるので。曲自体がネガティブからポジティブに転換されていく可能性も秘められているんだと思います。





オメでたい頭でなにより

3rd ALBUM「オメでたい頭でなにより3


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【収録曲】

1. きなしゃんせ。

2. あれこれそれどれ

3. 超クソデカマックスビッグ主語

4. ダンシングオールナイトレディ

5. NO MUSIC NO LIFE

6. プレシューズ

7. 推しごとメモリアル

8. 推しどこメモリアル ALBUM Ver.

9. 意味ない歌

10. HAKUNA MATATA

11. すばらしい時代



▼「オメでたい頭でなにより3」特設サイト

https://omedeta.ponycanyon.co.jp/ome3


▼勝手に全曲解説

https://www.omedeta.band/news/detail/1008




オメでたい頭でなにより 全国ワンマンツアー

〜今 いくね くるね 3


チケット発売中

https://eplus.jp/omedeta/


●2022年1002(松阪M’AXA
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演


●2022年1005(千葉LOOK

(オメコンボ)開場18:00/開演18:30

(通常)開場19:00/開演19:30

 

●2022年1022(熊本Django
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

 

●2022年1023(福岡BEAT STATION
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演


●2022年1029(新潟NEXS
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演


●2022年1030(金沢AZ
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演 


●2022年1102(秋田Club SWINDLE
(オメコンボ)開場18:00/開演18:30

(通常)開場19:00/開演19:30


●2022年1103(木・祝盛岡CLUB CHANGE WAVE
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00


●2022年1105(札幌ペニーレーン24
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演


●2022年1119(なんばHatch
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演


●2022年1120(名古屋DIAMOND HALL
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演


●2022年1123(水・祝長野CLUB JUNK BOX
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00


●2022年1201(静岡UMBER
(オメコンボ)開場18:00/開演18:30

(通常)開場19:00/開演19:30


●2022年1203(高松MONSTER
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演


●2022年1204(広島CLUB QUATTRO
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演


●2022年1210(仙台Rensa
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00


●2022年1211(宇都宮HEAVENS ROCK VJ-2
(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00


●2023年0108(東京EX THEATER ROPPONGI

(オメコンボ)開場16:30/開演17:00

(通常)開場17:30/開演18:00

※大五郎シート(親子席)対象公演