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NEWS 2020.04.27

『オメでたい頭でなにより2』勝手に全曲解説!

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『オメでたい頭でなにより2』勝手に全曲解説

文:奥“ボウイ”昌史

 

CDがリリースされるとなると、キャンペーンと称して全国各地にメンバーが出向いて、その作品に込めた熱い想いを語る。

が、コロちゃんのせいでそんな当たり前が当たり前じゃなくなった今のご時世、オメでたが所属するレコード会社・ポニーキャニオンの偉い人から、「そんなこんなで行きたくても行けなくなったから、好きに書いてくださいよ!」とありがたいんだか無茶振りなんだか分からない使命をいただいた()なので、『オメでたい頭でなにより2』勝手に全曲解説を以下に記す。

あとはみんなが実際に聴いて確かめてね~!



01:頑張っていきまっしょい

前作における「We will luck you」等を彷彿とさせる、スタジアムロック級のスケールで聴かせるオープニングナンバーは、ライブでのシンガロングの絶景を容易に想像させるヘヴィでラウドな1曲。

でもあれ? このアルバムのリリースは429日。レコーディングはどんなにギリギリでも1ヵ月前には完パケてないと間に合わない。

なのにだ。この曲の歌詞には、某ウイルス以降の景色を描いたメッセージ。

そう、彼らは一瞬で価値観がひっくり返ってしまったこの世界に、2020429日に世に出る作品としての落とし前を、きっちり付けてきた。これだけでも歌い人としての意地とプライドを感じさせるが、驚くべきはその使命感に共鳴したアーティストたちが、短期間で多くの歌声を添えてくれたこと。この曲が収録されている意義は大きい。だから解説文もいきなり長い()。でも、それぐらい、この曲が入るのと入らないとでは、このアルバムへの、オメでたへの信頼感は変わってくる。

「頑張っていきまっしょい」、この1曲から始まるアルバムという時点で勝ちだ。

 

【ゲストコーラス】

青木亞一人(アシュラシンドローム)

阿部真央

大澤敦史、河本あす香、Junko(打首獄門同好会)

北島康雄(四星球)

どい(Suko Dkoi)

豊島”ペリー来航”渉、アサヒキャナコ(バックドロップシンデレラ)

水野ギイ(ビレッジマンズストア)

益子寺かおり、中尊寺まい(ベッド・イン)

ルシュカ

柴田隆浩(忘れらんねえよ)



02:今いくね

関西人なら絶対に「くるね」と心の中で続けているであろうタイトルはさておき、笛と太鼓の祭囃子に、重量感たっぷりのドラムとドライヴ感がハンパないベース、そして、エモーショナルでドラマティックなギターが折り重なり、徐々に疾走感を増していく展開に最高にテンションがブチ上がるインスト曲。

これってライブのオープニングSEで使うよね?

そのまま次の「踊る世間もええじゃないか」やるよね?

逆にやらんかったらイヤやわ! ってなぐらいのハマりようの、アルバムの着火剤的楽曲。



03:踊る世間もええじゃないか

“そい(大豆) じょい()”という誰もやったことがない/やろうともしないコール&レスポンスをフックに()、これぞオメでたなストロングスタイルで迫りくる先行配信曲。とは言え、今作は他にもこれ級の楽曲がズラリで、この曲がいい意味で突出しないのがすごい。

笛や三味線、小鼓など、和楽器との親和性も相変わらず高く、他のバンドとは一線を画すミクスチャーサウンドを鳴らしている。

赤飯のジェンダーレスなボーカルも冴えわたり、凄まじい音圧ながら318秒というコンパクトさで、ハイカロリーになり過ぎないさじ加減もホント絶妙。



04:乾杯トゥモロー

誰もが何となく耳にしたことがあるだろうイタリアの大衆歌謡「フニクリ・フニクラ」(タイトルはピンとこなくてもメロディを聴いたら一発で分かるアレ)を引用した、“イタリアでやる乾杯はCin Cin”というインパクト大の導入部からバカ全開()

そこから一気にラウドロックに引きずり込む痛快さ、酒の場という底抜けのハレを描きながらも、ふと“笑っていいと思う どんな過去があっても”と一瞬の哀愁を混ぜ込める手腕もさすがで、明るい曲調だからこそ人生の奥にある悲喜こもごもを余計に感じさせる(って考え過ぎ?)

オメでたのお茶の間への最短ルートは案外ここでは? とすら思わせる、“日本一オメでたい人情ラウドロックバンド”の看板に嘘偽りなしの新たなアンセムとなった3rdシングル。



05God luck -運神-

身体が自ずと揺れるループのビートに乗せ、ピーキーでスラッシュな轟音ギターを浴びせながら、SNSをはじめとするネットコミュニケーションの闇を、赤飯とぽにきんぐだむの2MCであぶり出す強烈なパンチラインは、運神と書いて“うんこう”()超絶クールでヘヴィなサウンドなのに、聴こえてくる言葉は“うんこう”。歌詞カードを見ずに聴いたら頭をよぎるのは確実にアレである()

だが、実際のメッセージはとても真摯かつ示唆に富んでおり、彼らが抜群のバランス感覚で遊んでいることが分かる。

確信犯たるオメでたの本領発揮の1曲。



06SIX ON THE PACK (DJデンジャーティガー feat. ザ・そふとたっち)

テレビ朝日系『ワールドプロレスリング』45月ファイティングミュージックとなったこの曲は、イタリアのDJユニットの世界的メガヒット曲をモチーフに、エロではなく筋肉を歌う()おバカなパーティーチューン。

昨年、赤飯とぽにきんぐだむがチャレンジした肉体改造計画『オメマッチョプロジェクト』をきっかけに生まれたこの曲の正体不明の高揚感と中毒性、終盤の赤飯のデスボイスとMJ憑依も何気にツボ。

MVのダサ合成具合も完璧で、この人たち、フザけてます。ただし本気で。最高!



07:ザキュ~ティクルピーポー

花王エッセンシャルとのタイアップが実現しWEB CM用に書き下ろしたこの曲は、“スポーツジムあるある”をテーマに、性別もジャンルも巧みに行き来する変幻自在のボーカルと、キュートでファンシーなキラキラポップとゴリゴリに狂暴なラウドロックを瞬時にスイッチするパラレルサウンドが秀逸。まさにオメでたにしか成し得ない構成で、女装姿の5人が登場するMVを観て「誰が考えたんやこのクレイジーな企画」と思いつつ()(誉め言葉です)、振る方も受ける方もしっかり振り切ったクリエイティブが形となった。

God luck -運神-」「SIX ON THE PACK」のトータルタイムが2分台というのも素晴らしいが、この曲は145秒というミニマムな尺でマキシマムな衝撃を与えるのもポイント高し。



08:四畳半フォークリフト

流れで付けたに違いない“リフト”はさておき、“四畳半フォーク”と題するのも納得の歌詞の雑草魂。

厭世的とも言えるそんな曲が暗いままでは終わらないのは赤飯の歌声の持つ華と、およそタイトルからは想像もつかないサイバーでハイパーなサウンドとのマッチングの妙か。サビで突き抜ける躍動感と爽快感、バキバキのスラップベースを筆頭に、たたみかけるようなバンドサウンドの総攻撃で駆け抜ける1曲。字面から受けるイメージを気持ちいいまでに裏切ってくれる。



09:哀紫電一閃

タイトルの読みは、“あいしでんいっせん”。

イントロ、Aメロ、Bメロ……と次々とジャンルが移り変わっていくような展開をシームレスにつないでいくアレンジ力の高さ、ドラマティックで壮大なサビを聴いていると、オメでたの世界進出もまんざら絵空事ではないと思えてくる。

God luck -運神-」同様6人目のメンバーとも言われる中西航介が参加し、オメでたの芸風を理解しつつレゲエ感のあるメタルサウンドで新たな風を吹き込んでいる。英詞にも聴こえるがれっきとした(絶対後付け)日本語詞で、アニメ『ケンガンアシュラ』のオープニング主題歌として書き下ろされた。



10:週末ゥッッットビマ~ス!!

一聴して『空耳アワー』感満載、ライブでの盛り上がりが目に浮かぶようなラウドでヘヴィなナンバー。ノイジーでダークな冒頭から疾走感にシフトしていく展開はボルテージ上昇間違いなし。

赤飯の歌詞の裏ネタのチョイスが相変わらず昭和かつレンジが広く、生き急ぐように楽曲の細部にせっせとそれを埋め込む様を見て、「この人はいったいいつの時代を生きてきたのだ?」と翻弄される年齢不詳ぶり()

音に関しては邦ロックシーンのオイシイとこどりで、幅広い層のオーディエンスを現場でロックオンするであろう1曲。



11:ピーマン

真っ向勝負なロックンロールも、オメでたがやるとあら新鮮?青春時代を振り返る多くの大人が感じるであろう「このままでいいのか!?」という自問自答を、強く背中を押すわけでもなく、無理やり引っ張り上げるわけでもなく、一緒に歩いていくような絶妙な距離感で描いたこの曲は、オメでたならではのメッセージ性を感じさせる仕上がりに。

MVにはロンドンブーツ12号がゲスト出演しているのも話題だが、これもロンブー淳の弟ことhaderu率いるバンド、jealkbとの度重なる対バンがつないだ縁か。今作を象徴する1曲と言える先行配信曲。

「パプリカ」ならぬ「ピーマン」なのもオメでたらしい。

Music Video 



12:またくるね

序盤の「今いくね」とともにアルバムをコーディネートする役割を担う、エピローグ的な1曲。

祭囃子のフェードアウトから、アンニュイでエレクトロなビート上を二胡のような旋律が踊る。この曲もまた、ライブでの後説のBGMを彷彿とさせつつ、再び1曲目の「頑張っていきまっしょい」へと無限ループする橋渡しとなる。

サブスク全盛の現在と言えど、CDというパッケージへの愛と、アルバムならではのギミックが見事に効いている。




「オメでたい頭でなにより2」配信&ストリーミングは【コチラ


メンバーによるオフィシャルインタビューは【コチラ


アルバム特設サイトは【コチラ


2020429日 発売

オメでたい頭でなにより

2ndフルアルバム

「オメでたい頭でなにより2


初回限定盤(CD+DVD¥3,500(税込) / PCCA-04948



通常盤(CD only¥2,800(税込) / PCCA-04949

 

CD収録曲(初回限定盤・通常盤共通)

01:頑張っていきまっしょい

02:今いくね

03:踊る世間もええじゃないか

04:乾杯トゥモローMusic Video

05God luck -運神-

06SIX ON THE PACKDJデンジャー◎ティガー feat. ザ・そふとたっち)Music Video

07:ザ☆キュ~ティクルピーポー【Music Video

08:四畳半フォークリフト

09:哀紫電一閃

10:週末ゥッッッ★トビマ~ス!!

11:ピーマンMusic Video

12:またくるね


◆初回限定盤DVD

OMEDE HOUSE Father's Letter〜 完全版【トレーラー

wosushiBOYS(オメでたい頭でなにより×SUSHIBOYS