オメでたい頭でなにより│オメでたい頭でなにより 公式FC「オメオメCLUB」

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「チン♂アゲ⤴交渉中」オフィシャルインタビュー

2023.12.09

――物価高と上がらない賃金という社会問題に鋭く切り込んだ「チン♂アゲ⤴交渉中」は、どのような経緯で生まれたのでしょうか?
324:最近の自分が置かれている状況の「お金ないなあ」から作り始めた曲です。
――魂の叫び。つまり、ブルースですね?
324:はい。
赤飯:うん。たしかにブルースだ。
――歌詞はぽにんきんぐだむさんと324さんの共作ですが、どのような書き方だったのでしょうか?
324:ほぼ全部を僕が書いて、ラップの部分をぽにきに書いてもらう感じでした。ラップパートは彼にいつも任せるので、今回もそのやり方でしたね。
赤飯:わしは英語のところをちょっと担当しました。日本語と英語でちゃんと韻を踏めるように手直ししたくらいですけど。
324:英語は赤飯が詳しいですからね。大卒なので。そういう学科だったんでしょ?
赤飯:うん。英米学科。
――(oh no!)とか、流暢な英語が冴えていますね。
赤飯:(oh no!)は、誰でも言えるやろ!(笑)。
――まあとにかく、3人の得意分野を融合させて完成に至ったということです。
赤飯:はい。最初の女声は、昨今のK-POPを意識しました。ああいうニュアンスを女声を駆使して表現して、その後に一気に歪み系に展開させるのはもともと得意です。好きなパターンを活かせるように最初から作ってくれていたので、すごくやりやすかったです。
――物価高と賃金問題は、やはりミュージシャンにとっても切実な問題ですか?
324:切実です。コロナ禍を経て収入がめちゃくちゃ下がってますからね。「やっぱつらいよね? どうしたらいいんだろう?」っていう話は周りでもよく聞きます。ライブを頑張ってきたバンドも軒並み集客が減っているので。
――そういうシリアスな問題を楽しい曲に昇華したということですね。
324:はい。笑いに変えないとやってられないですから。
――この魂の叫びに対する所属事務所、所属レコード会社の反応は?
324:契約の見直しはしていただけました。細かいところは語れませんが。
赤飯:引き続き交渉はしていきたいと思っています。
324:今回、曲を通じて交渉してみた次第です。
――怒涛の展開を遂げるこういうサウンドは、赤飯さんも先ほどおっしゃった通り、オメでたの十八番ですね。
324:はい。今までやってきたようなことをちゃんとブラッシュアップしようと思っていました。俺らのマインドは結局ミクスチャーなので、トレンドのかっこいいと思うサウンドを自分なりに取り入れるというのは今回も意識しましたね。
――赤飯さんの歌の持ち味とスキルが存分に活かされています。
赤飯:持ってるカードを最大限に使って曲の味付けをしていくのが自分の本分なのかなと。だからこういう舞台設定をしてくれた曲は、とてもありがたいです。
――女声、シャウト、スクリーム、デスボイスとかをここまで1人で使いこなせるボーカリストは、稀有ですからね。
赤飯:ありがとうございます。両声類、多声類とか、いろんなことを言われてきましたけどね。持ち味を活かして料理してくれるのは、こっちからしたら素材冥利に尽きるというか。
――こういうタイプの曲を作って「歌って」とボーカルに言っても、「こんなの歌えないよ」と拒否されるバンドの方が多いと思います。
赤飯:「ふざけんな!」って言われてもおかしくない(笑)。でも、自分は「しめしめ」と思うので。ボーカルにもいろいろな得意分野があるので、それぞれの土俵で頑張ろうっていうことですね。「チン♂アゲ⤴交渉中」は、ウチらしかできないことでちゃんとメッセージも込めることができて、自分たちなりのアウトプットの仕方も形にできました。そういう点でも代表作になっていくと思ってます。
――ファンにとっては今さらなことですけど、女声を出しているのは赤飯さんだとなるべく強調していった方がいいのかなと思います。ボイスサンプルを使っているとか、音声加工しているとか思う人もいるはずですから。
赤飯:あっ、そうか! 1人でいろんな声を出すのが当たり前になり過ぎてるからいつも言わへんけど、「1人で歌ってます」っていうのは言わんと誤解されるのかもしれない。それはもったいないですよね。
324:当たり前になっちゃうと、その点を言うのを忘れちゃうよね。
――ラジオ番組とかにゲスト出演した時、「この女性の声は声優さんですか?」とか言われてしまうかもしれないですよ。
赤飯:「わしや!」って言います(笑)。


――ところで……私は非常に驚いているのですが、「チン♂アゲ⤴交渉中」をエッチな曲として受け止めている人がいるみたいなんですよ。
赤飯:えええええっ⁉ そうなんや⁉
324:心外ですね。
赤飯:社会派ロックバンドの我々としては、何のことやら。
――例えば冒頭の女性ボイスによる《お賃金欲しいの》の時点で、何やら良からぬ想像をする人がいるようでして。
赤飯:へえー。不思議なこともあるもんですね。だってあれは、天の神様に祈りを捧げる巫女の言葉ですから。神聖な儀式でしかないので、別の解釈をするというのは、何のことやらよくわからないですよ。
――前からその傾向がありましたが、妙な解釈をされてしまう業を背負っているバンドですよね?
赤飯:ほんまに。不思議やなー。
324:この機会に、真面目な曲だというのを言っておきたいです。
――曲中の《チンチン お賃金》という賃上げを求めるシュプレヒコールも、男性の身体の一部を思い浮かべる人がいるようです。
赤飯:なんだろう? わかんないな。
――「お賃金」というワードをエッチなことと結びつけるというのは、僕もよくわからない発想なのですが。
赤飯:どういうことなんですかね? こっちとしては社会問題に対して鋭くメスを入れましたし、聴いてくれるみんなの心を鼓舞できるように真剣にやってるんです。それなのに別のことを思い浮かべる人がいるなんて!
――オメでたに対する「エッチな歌が得意なバンド」という認識が着々と広まっているのを感じるのですが、当事者としてはどういう心境ですか?
赤飯:心外ということに尽きます。どこにそんな要素があるのかさっぱりわからないです。今までにそんな曲を歌ったことは1回もないのに。
――「乾杯トゥモロー」に関しても、エッチな解釈をしている人と先日出会って驚きました。明るいパーティーソングなのに。
赤飯:けしからんですね。曲を聴きながら外国語も覚えてもらえる知育ソングなのに。
324:作品というものは世に出た後は作った自分の手を離れるものなので、まあ仕方ない部分はあるのかなとは思ってますけど。
――シリアスなメッセージを込めた曲がシリアスな範囲で自由に解釈されるのはわかるのですが、シリアスなものがエッチな解釈となるのは、かなりのレアケースだと思います。
324:そうですよね。
――オメでたは、「なぜか空耳アワーになってしまうバンド」ということでしょうか?
赤飯:なるほどね。「空耳アワー」は、「外国語の歌詞が日本語みたいに聴こえるよ」っていうコーナーなのに。ウチは日本語で歌ってるんですけどね。
――「チン♂アゲ⤴交渉中」に関しては、サビの《お賃金ほしいの お賃金ください 万じゃ足りないの 億までください 兆いきそうなの》も、不思議な解釈を誘っているみたいです。
赤飯:あれはみなさんの収入がどんどん増えていくことを願っています。桁が上がっていく描写ですから。
――おっしゃる通りです。「万」「億」「兆」と着々と0がひとつずつ増えていく様が、ありありと浮かびます。
赤飯:いかがわしい意味で捉えてる人がいるってことですか? けしからんですね。憤りを覚えます。今、手が震えてます。
――歌詞を書いた324さんは、この件に関してどのように感じていますか?
324:みなさんの「お金がないよね?」っていう状況にも刺さる曲なのかなと思うんですけどね。《お賃金ほしいの お賃金ください》も、シンプルにそのままの意味でしかないです。万じゃ足りないし、億や兆貰ったら、みんな豊かになるじゃないですか? 言葉通りに受け取ってもらえたらいいんですけど、なかなかそうもいかないのは音楽の不思議なところですね。僕はそのように冷静に受け止めているんですけど……赤飯さんはまだ怒りで手が震えているようです。
赤飯:表現ってこんなにも伝わらへんもんなんやと改めて思ってます。難しいですね。
――タイトルに含まれる「♂」「⤴」も不思議な解釈に繋がっている要因かもしれないと言っている人がいました。
赤飯:その解釈はこじつけというか、もはや都市伝説みたいなことなのかな? モーニング娘。の「。」はなんでついたか知ってます?
――知らないです。
赤飯:あれは姓名判断の画数的に「。」をつけた方がいいからなんです。つんく♂さんの「♂」は、なんでついたか知ってます?
――知らないです。
赤飯:あれも画数的に「♂」をつけた方がいいからなんです。「チン♂アゲ⤴交渉中」の「♂」と「⤴」は、なんでついたか知ってます?
――もしかしたら……。
赤飯:そうなんです。画数的につけた方がいいからなんです。
――なるほど。
赤飯:縁起のいいものはみなさんに触れてもらえば触れてもらうほど、パワースポット的な役割を果たしていくものなんです。ウチらはそういう存在になっていきたいですし、そういう曲をどんどん発信していきたいです。ウチはみなさんの幸せを心から願ってます。
――《いつか僕が金持ちンなったら》の「ン」が実はちょっと気になったんですけど、これは?
324:これは誤植です。ミスのまま入稿しちゃったので、「まあこのままでいいか」ってなってます。最初は歌の音の発音に関して《いつか僕が金持ちンなったら》と歌って欲しいという指定だったんです。その方が音の流れが良くなるので。仮歌詞で書いていた表記がそのまま入稿されてしまったというのが真相です。
赤飯:みんな、こういうのを見て邪推するんやろうなあ。
――エッチな解釈が生まれやすいくらい、世の中に閉塞感が漂っているということなのかも。みなさん、溜め込んでいるものがあるんですよ。
赤飯:それはあるでしょうね。日頃溜め込んだ鬱憤をなかなか発散できないから、邪推をしてしまうんだと思います。
――まあいずれにせよこの曲を楽しんでもらって、ポジティブな何かに繋げてもらえれば、作った側としては報われるものがあるんじゃないですか?
赤飯:その通りですね。そこに関しては間違いないです。
324:同感です。「チン♂アゲ⤴交渉中」を聴いて発散してもらえたらいいですね。
――《いつか僕が金持ちンなったら みんなに100円あげるよ》という気前の良さも実に素敵じゃないですか。
324:《みんな》って、どこまでの範囲か言ってないですけど。全世界の《みんな》だったらものすごい金額ですが、数人なのかもしれない。


――この曲は、かなり前からライブでやっていますよね?
324:はい。曲ができたのは結構前でしたからね。アイディア自体は、僕の頭の中に2年くらい前からあったんです。
赤飯:初見の人にも伝わりやすい曲みたいですね。「お賃金の曲が良かった」みたいな感想を貰ったりもしたので、わかりやすいんだと思います。ライブで初めて聴いても参加しやすくて、ついつい人に話したくなるのかも。そういう曲を目指していたところもあって、思い描いていたことがきちんと形になりました。
――オメでたの曲は「チンチンのやつ」「ビンビンビン」とか、タイトルがわからなくても記憶に残りやすいんですよね。
赤飯:たしかにそうですね。どこかしらに引っかかるものがあって、記憶に残るというのは我々も願ってるところです。
324:わかりやすさを大事にして作っていますからね。歌詞や曲をなるべくカロリー過多にしないというか。やりたいこと、キャッチーさ、メッセージをいいバランスで1つにしたいんです。
赤飯:ウチらはやりたいことがどんどん浮かんできて、それを詰め込み過ぎて情報過多、カロリー過多になる傾向があったと反省していて。詰め込み過ぎて「なんだったんだろう?」って過ぎ去るものになってしまうのではなく、伝えたいことをきちんと伝えられるバランス配分にする意識が強まっています。
――以前は、ラーメンの全部乗せみたいな傾向がありましたからね。
赤飯:そうなんです。そうじゃなくて「チャーシューを味わってね」「スープを楽しんでね」というバランスのとり方ができるようになってきたんだと思います。
324:引き算の美学というか。あるべきところに音があって自然な状態にするというのができるようになってきています。
――この曲は、MVもすごいことになっています。パロディを連発しているじゃないですか。
赤飯:ネットミームの見本市みたいになっています。
324:ネットミームのパロディとかですね。こういうのは意外とみんなSNSとかを通じて知っていて、思いもよらぬ共通言語になるんです。
――「虎を自認する人」を演じたミト充さんのメイクがすごいです。
324:彼だけ特殊メイクのために早く現場入りしていました。
――出演者の数がかなり多いですよね。
赤飯:エキストラとかではなくて、ちゃんとしたそれぞれの役があるMVですから、そういう点で過去最大の人数なのかも。
324:出演者さんが多過ぎて、現場入りした時に自分らの現場だとは思えなくて不安で(笑)。
赤飯:オーディション会場みたいな雰囲気でしたね。
324:顔見知りの人が誰もいなかったんですよ。奥の方にいったらようやく自分たちの楽屋があって、「ここで正しかったんだ」ってなりました。
――「チン♂アゲ⤴交渉中」がリリースされて少し経ちましたが、改めて感じていることはありますか?
324:個人的な不平不満を歌っている曲ですけど、みなさんに共感してもらえている状況が面白いというか。もっと広がって欲しいですね。みんなたくさん働いてるのに、お金がない状況が続いてるじゃないですか? 頑張った分の見返りが欲しいというのが、多くの人が感じてることなんだと思います。
――《もやし たまに豆腐》も、共感を呼ぶ一節だと思います。
赤飯:もやしと豆腐は値段が安いですからね。いつでも味方です。そういうことを歌ってるのに、なんで別の意味でこの曲を解釈する人がいるのか? 本当にわけがわからない!
324:売れたくって作ってるのにおかしいなあ。
――素敵な仕上がりの曲ですよ。「着火繚乱ビンビンビン」の取材時に、赤飯さんが「わしはけれんみ装置。曲の本質やメッセージをゼロから作るのは324」と言っていたんですが、「チン♂アゲ⤴交渉中」もまさにそうだったんじゃないですか?
赤飯:まさにその通りですね。自分の持ってるカード、担ってる役割は、やっぱりけれんみ装置的なことなんです。そういう自分自身に対する納得感がはっきりするようになったので、それ以外の部分は他のみんなに任せるようになりました。餅は餅屋というか。
324:そうだね。
赤飯:それぞれの領分からいいものを持ち寄って曲を作るフロウがしっかりしてきたんだろうなと思います。
――コロナ禍の時期は、何を作ったらいいのかわからない状況でしたけど、健全な状況に戻れているのが曲から伝わってきます。
赤飯:去年の今頃はダークな状況でしたからね。いい流れがきちんと曲で表現されてるっていうのは、自分たちでも感じています。


――来年の1月24日に4thアルバムがリリースされることになりましたが、制作を着々と進めている段階ですか?
赤飯:はい。もう佳境に差し掛かってます。最後のマスターピースを仕上げようとしているところなので。
324:「楽しく笑顔に」みたいなイメージを持たれてるバンドだと思うんですけど、その方向にちゃんとなってる気がします。「俺らに求められてることって何だろう?」って考え続けてきた数年を経て覚悟も決まってきたので、いいバランスのアルバムになるんじゃないかなと思ってます。
赤飯:ライブでやってる「ソイヤ!好漢度BOY」とかもアルバムに入れますし、わしが作詞作曲した曲もあります。『オメでたカバー横丁〜一番街〜』の時に「オーガニックなものをやりたい」って言ってましたけど、ちゃんと納得できる形でやることができました。そういう曲も楽しみにしていて欲しいです。
――アルバムのリリース後は全国ワンマンツアーの『今 いくね くるね 4』ですね。
赤飯:はい。「やっぱオメでたってこうだよね?」っていうのを感じてもらえるツアーにしたいです。この1年間で『大寿祭』や『対寿祭』とかもやりましたし、イベントとかで知ってくれた新しいお客さんも来てくれるようになったんです。ライブハウスの熱が上がってきているとライブの度に感じるので、この勢いで全国を回って各地の熱をさらに上げていきたいです。昼公演と夜公演の2部制でやるのは挑戦ですね。
――10月に秋田でやった『大寿祭』も2部制でしたよね?
赤飯:そうなんです。あの時は「せっかくやから2回やろう」ってなって、セットリストもそれぞれの公演で大幅に変えたんですけど、お昼しか来られない人も結構いて。時間帯を分けるからこそ来られる人がいるという点でも2部制には意味があるんだなと気づきました。次のツアーでも昼夜でテーマを分ける予定です。昼は親子連れが多いと思うので、来てくれる層に合わせたセットリストにするという案もあって、今いろいろ検討しています。
――公式ファンクラブ『オメオメCLUB』が開設されたのも、最近の気になる動きです。ファンクラブをこの名称にしたいというのは、かなり前からおっしゃっていましたよね?
赤飯:はい。多分、バンド結成初年度くらいから言っていたはず。
324:そうだっけ?
赤飯:うん。もう7年越しくらい。気軽にSNSには放てないような内容とかが、このファンクラブに入ったら楽しんでいただけるのではないかと。かなりキワキワになるかも。ハミ毛くらいはあるんじゃないですか? 『オメオメCLUB』は、ハミ毛コンテンツを豊富にしたいですね。「ハミ毛、片タマ無料サービス」くらいの感じです。
324:僕はものを書くのが好きなので、好きなようにやらせてもらえるんだったら、たくさん何か書けそうです。文字系コンテンツを頑張って更新しようと思ってます。
赤飯:メンバーそれぞれの個性、特技みたいなことが活かされると思います。maoだったらファッションの分野。ぽにきだったらマーベル、サウナ、釣り。ミト充は釣り、バイク、ダーツとか。
――活動が賑やかになってきていますね。
赤飯:そうなんです。あと、最近ライブの現場が楽しいことになっているというのは言っておきたい。だから観に来て欲しいですね。
――「チン♂アゲ⤴交渉中」をライブで体感したら、シリアスな曲だと絶対にわかるはずです。
赤飯:おっしゃる通りです。現場に来たら、どれだけ真剣なメッセージが込められている曲なのかがよくわかると思います。
――日本を代表する社会派バンドのオメでたい頭でなによりですからね。
赤飯:その通りです。そろそろレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンと対談したいなと思ってます。


文:田中大


●「オメでたい頭でなにより4」特設サイト

https://omedeta.ponycanyon.co.jp/ome4/


「チン♂アゲ⤴交渉中」
●Streaming&Download
https://omedeta.lnk.to/chinage

●Music Video

https://youtu.be/BpstJDBJEEY

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